あした葉カルコンの抗メタボリックシンドローム作用について発表
2008.01.07
去る、2007年11月28~30日に開催された、ifia / HFE KYOTO 2007において、首題の発表を行いました。
マウス及びラットに対するカルコン摂取試験で、抗動脈硬化作用や抗糖尿病作用があるアディポネクチンが内臓脂肪中で増加し、内臓脂肪そのものが減少すること、肝臓中のコレステロール及び中性脂質を減少させること、これらの作用は雄に対し顕著であり、メタボリックシンドロームに対するリスク低減効果が期待されることを報告しました。
一方、雌に対しては、脂肪組織中のレプチンを顕著に増加させることを報告しました。レプチンは摂食抑制やエネルギー消費亢進を促す生理活性物質であり、これらの抗肥満作用によりダイエット効果とメタボリックシンドロームに対するリスク低減効果が期待されることを報告しました。
尚、今回の報告は、日本薬学会 第126年会(2006年3月、仙台市)、同 第127年会(2007年3月、富山市)、平成19年 日本栄養・食糧学会 中四国、近畿支部合同大会(2007年11月、東広島市)において発表したものに最新の知見を加えたものです。