あした葉ポリフェノール CHALSAP

あした葉ポリフェノール

あした葉特有の貴重な黄色いポリフェノール成分

あした葉特有の貴重な黄色いポリフェノール成分

あした葉の葉や茎を切ると切り口からネバネバした黄色い汁が出ます。この黄汁は同じセリ科の植物でも見られないあした葉だけの特徴です。1本のあした葉の茎の切断面からは、一度に数ミリグラムしか採取できないたいへん貴重なものです。

あした葉ポリフェノールは、この黄汁中に高含有されるポリフェノール《カルコン/CHALCONE》で、10種類以上の存在が確認されています。

当社は1999年に日本で初めてあした葉ポリフェノールの粉末化に成功し、新しい機能性素材として紹介しました。当社ではその有用性、機能性の研究を進めています。

あした葉ポリフェノール“カルコン”とは?
4‐ヒドロキシデリシンとキサントアンゲロール

あした葉ポリフェノールの主要成分“カルコン”はポリフェノールのうちフラボノイドに属する黄色い色素を持った成分です。
特に、“4-ヒドロキシデリシン”と“キサントアンゲロール”の2種類が非常に多く含まれ、その機能性が注目されています。

あした葉ポリフェノールによる脂肪減少のメカニズム

あした葉ポリフェノールのラット摂食試験を行い、mRNAの発現量から、肝臓中の脂質代謝が解析されました。/その結果、4-ヒドロキシデリシンは脂肪蓄積抑制、キサントアンゲロールは脂肪燃焼促進に働きかけていることが明らかとなりました。
採集プロセス
  • 成長したあした葉から黄汁を採集
  • 茎の根本10~15cmを専用カッターで直角に切断
  • 滲みでてくる黄汁
  • 1本ずつ丁寧に黄汁を採集
  • 黄汁をパウダー化
  • カルコン含量の測定
機能性

・抗メタボリックシンドローム作用

  1. アディポネクチン産生促進作用
  2. マウスにおけるレプチン産生促進作用
  3. マウスにおける内蔵脂肪重量の低減作用及びそれに伴う体重増加の抑制
  4. ヒト試験による内臓脂肪断面積の減少データはこちら

CHALSAP摂取による腹部脂肪減少効果

CHALSAP-P8を8週間摂取後、腹部総脂肪面積及び内臓脂肪面積の有意な減少が認められました。

CHALSAP摂取による腹部脂肪面積の変化量
CHALSAP摂取による腹部脂肪面積の変化量

・抗菌作用

  • ピロリ菌に対する抗菌活性(in vitro)
  • 耐熱性好酸性菌(Alicyclobacillus sp.)に対する抗菌作用

・抗腫瘍作用

  • 発癌イニシエーター・発癌プロモーター抑制作用
  • 癌細胞に対するアポトーシス誘導作用
  • ガン細胞傷害活性データはこちら

    あした葉には主成分として2種類のカルコン類(キサントアンゲロール及び4-ヒドロキシデリシン)が含まれています。カルコン類にガン細胞のアポトーシス誘導作用が認められることは以前に報告しました。 今回はこのカルコンによってガン細胞(ヒト肝癌由来細胞株 HepG2)が死滅してゆく映像を撮影しました。

    コントロール(無添加)
    ガン細胞は一旦収縮し、二個の細胞へと分裂し、これをくり返しながら増殖します。
    キサントアンゲロール
    キサントアンゲロールをガン細胞に添加すると、数時間かけて、泡状になり次々と死滅してゆきます。これはアポトーシス(細胞の自殺死)にみられる典型的な現象で、ガン細胞は自己のDNAを分解し、死んでゆきます。
    4-ヒドロキシデリシン
    4-ヒドロキシデリシンを添加すると、ガン細胞は1時間以内に急激に収縮し、細胞が壊れてゆきます。この現象はアポトーシスとは異なるメカニズムによると考えられます。

    (監修)山口大学大学院医学系研究科 内海俊彦 教授

・神経成長因子(NGF、BDNF、GDNF)の産生増強作用

・抗酸化作用

・ヒト試験による免疫賊活作用

特許概要

〈ピロリ菌に対する抗菌活性〉特許 第3958748号

〈耐熱性好酸性菌(Alicyclobacillus sp.)に対する抗菌作用〉特許 第4643934号

安定性・安全性

CHALSAPの安全性

急性毒性試験
ラット(雌雄)、経口、CHALSAP-P8 2,000mg/kg/日、OECD423
→ 影響なし
復帰突然変異試験
ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium)4株及び大腸菌
(Escherichia coli)1株 、OECD 471 Xanthoangelol,
4-Hydroxyderricin として 1,000μg/plate CHALSAP-P8として 12,500μg/plate)
→ 陰性(但し、S.typhimurium TA100株に対しては抗菌作用が確認された。)
染色体異常試験
チャイニーズハムスター卵巣由来細胞(CHO)、 OECD 473

染色体異常 :(短時間処理法, -S9mix)0.250 mg/mL 陰性
(短時間処理法, +S9mix)0.200 mg/mL 陰性
(18時間連続処理法)0.075 mg/mL 陰性
(32時間連続処理法)0.050 mg/mL 陰性

製品規格

あした葉ポリフェノールCHALSAP製品規格

あした葉ポリフェノール CHALSAP-P8明日葉の茎から採取した特有のエキス(カルコン類)をフリーズドライ加工した粉末製品。カルコン濃度が高く、長期保存安定性に優れる。あした葉ポリフェノール CHALSAP-P8

外観性状
黄色を呈する粉末で特有の芳香を有する
総カルコン含量
8.0%以上

あした葉ポリフェノール CHALSAP-L3明日葉の茎から採取した特有のエキス(カルコン類)を乳化加工した液状製品。水への分散性、耐熱・耐酸性に優れる。あした葉ポリフェノール CHALSAP-P8

外観性状
黄色不透明な液体で特有の芳香を有する
総カルコン含量
3.0%以上
用途・配合例

主な用途(あした葉ポリフェノール CHALSAP-P8)

  • カプセル
  • 錠剤
  • 顆粒

主な用途(あした葉ポリフェノール CHALSAP-L3)

あした葉ポリフェノールは脂溶性の成分で、これまで食品への応用範囲が限定されていました。“CHALSAP-L3”は、水への分散性に優れた液状品で、ドリンク、ゼリーなどの一般食品へ幅広く利用することが可能になりました。

  • ゼリー
  • ドリンク
  • チョコレート
  • バター

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